デルタもんを利用する際のルールの簡単なまとめ

ここではデルタもんをはじめとしたアルファパラダイスのキャラクターおよびコンテンツを利用する際のルールを簡略化したものを示しています。ほぼ全ての場合、簡略化ルールに従っていれば問題はありません。万が一のことを考えてより正確なルールを知りたい方は、こちらをご覧ください。

基本的なルール

宗教・政治活動をしたり、他人に迷惑をかけたり、違法行為をしなければ商用・非商用ともに自由に使えます。商用利用の場合、利用する個人または法人の1年での総売上が100万円以下であれば自由に利用できます。例外として、「SNSでの動画や画像の投稿」「同人イベントでの本やグッズ等の販売」「ハッカソンでの開発物の作成」の場合は売上の上限なく利用できます。
AIに関する利用である必要があり、以下に代表的な創作手法におけるルールを記載します。

映像

イラスト・3Dモデル・動画など視る作品(映像)の場合は、制作過程のどこかでAIを使っていればOKです。デザイン案をAIで出力したり、服装の一部をAIで出力したりするだけで構いません。AIで生成したものを直接作品には使わず、制作したものが結果的に完全ハンドメイドとなってもOKです。

テキスト

AIで一部を出力していたり、下書きをAIでやったり、プロットをAIで練ったり、AIに関する記事だったりすれば、自由に使えます。過程にAIを使っていれば、作品は完全手書きでも問題ありません。

ボイス

「feat. デルタもん」「ft. デルタもん」のように、「デルタもんというキャラクターの声である」ことをわかりやすい場所に記してください。利用の際にAIを使う必要はありません。 その他、ボイスに関しては、声優の権利を保護する為に、特別なルールがあります。詳しくはこちらのページを見てください。

コスプレ

特に制限はありません。衣装をAIで作る必要もありません。

プログラム

ゲーム等プログラムにより作品を作る場合、上記の「映像」「テキスト」「ボイス」の項目に準拠するAI関連コンテンツを含めてください。その他、AI関連のライブラリを使う、AI関連のAPIを使う等して、プログラムとAIを関連させる方式でも問題ありません。

グッズ

コミケ等オフラインの同人イベントでの販売に限れば無条件で行えます。それ以外の販路で販売する場合、利用許諾が必要なので、お問い合わせください。フィギュアもグッズに含まれます。

デルタもんの利用に関する詳細なルール

「デルタもん」をはじめとしたアルファパラダイスのキャラクター(以下「アルパラキャラクター」)およびアルパラキャラクターのイラスト、3DCG、ボイス等をはじめとしたアルパラキャラクターに関する全てのコンテンツ(以下「アルパラコンテンツ」)は、AI(人工知能)に関する利用である限り、商用・非商用問わず、利用でき、また利用したコンテンツを公開することができます。

アルパラキャラクターは利用規約に従えば連絡なしに利用できますが、法人・団体・自治体の方で、書面での利用許諾が必要な方は、版権窓口のページ からご連絡ください。

Q: 「AIに関する利用」とは具体的にどういうものを指しますか?
A: 以下のいずれかを満たす場合「AIに関する利用」とします。
  • コンテンツの一部または全部に生成AIコンテンツが利用されている。
  • 例: 生成AIコンテンツの学習素材、AI生成画像との組み合わせ、AI生成小説の登場キャラクター、AIチャットボット、AIでコードの一部を生成したアプリ
  • コンテンツの主目的がAIに関するものである。
  • 例: AI技術紹介の動画、AIに関する論文、AIに関しての意見を書いたブログコンテンツ、AIをコンセプトとしたアート作品、AIをコンセプトとしたコスプレ
Q: 商用利用はできますか?
A: ボイス以外は自由に商用利用が可能です。ボイスの利用だけは、声優さんの権利保護のため、以下のいずれかを満たす必要があります。
  • SNSでの動画や画像等の投稿(Youtube、Twitter/X、Facebook、Instagram、Tiktok 等)
  • コミックマーケット等対面型のイベントでの同人誌、グッズ、ゲーム、アプリ等の販売
  • ハッカソンでの開発物の作成
  • その他、個人または法人の年間の売上が100万円を超えない事業に関連した利用
    • 個人でゲームを販売した。 → ゲームの売上が100万円以下の場合無許諾で使えます。100万円を超える見込みになったらご連絡ください。
    • 法人で運営する飲食店の店内BGMとしてデルタもんボイスを用いた → 当該飲食店の売上が100万円以下の場合無許諾で使えます。100万円を超える見込みになったらご連絡ください。
ボイスの商用利用を希望する場合は、版権窓口のページを見てください。
Q: 事前または事後の報告は必要ですか?
A: いずれも不要です。法人・団体・自治体の方で、書面での利用許諾が必要な方は、版権窓口のページを見てください。
Q: AIに関する利用ではありませんが、利用したいです。
A: AIに関する利用でなければ利用はできません。例えば、アルパラキャラクターのイラストの全てを人の手で描く行為は禁止されます。ただし、そのコンテンツの一部にAIが使われていれば、利用は可能です。例えば、背景をAIで生成していたり、下絵をAIで生成していたり、衣装のデザイン案(靴や手袋等衣装の一部でも可)をAIで生成していたり等の場合が考えられます。今後、コンテンツを作る際にAIの利用は一般的になっていくので、過度にAIを忌避しない限りは創作においての問題は生じないと考えています。
Q: AIに関する利用であることの証明は必要ですか?
A: 利用者の良心に委ねているので、証明は不要です。我々はクリエイターに対して悪魔の証明は求めません。他者に証明を求められても無視してください。ただし、悪質な利用規約違反や当社に対する権利侵害がある場合はこの限りではありません。
Q: ボイスを利用する際の注意点はありますか?
A: アルパラキャラクターのボイスを使う際には、「アルパラキャラクターの声である」ことを作品内や作品紹介ページに明記してください。例えば、デルタもんのボイスを利用する場合は「feat. デルタもん」「ft. デルタもん」のように表記してください。アルパラキャラクターの声は、すでにAI処理が施されているので、利用の際にAIを使わなくても問題ありません。 その他、ボイスに関しては、声優の権利を保護する為に、特別なルールがあります。詳しくはこちらのページを見てください。
Q: アダルトコンテンツを作成する場合でも無制限に利用できますか?
A: AIに関連してさえいれば可能です。
Q: 他人の作品も同様に利用可能ですか?
A: AIに関する利用の場合は、当団体は利用を許可しています。当社以外が制作した作品を利用する場合は、当該作品の著作者(ほとんどの場合、制作者)および著作権者に連絡して別途許諾を取ってください。なお、X(Twitter)の投稿に関しては、Xの埋め込み機能を使って転載を行えば、著作権の問題は生じません
Q: コスプレはできますか?
A: 可能です。アルパラキャラクターはAIキャラクターであるため、コンセプトにAIが含まれています。従って衣装をAIで作る必要はありません。
Q: 3Dモデルはどのような条件で使えますか?
A: ご自身で3Dモデルを制作する場合は、3Dモデル制作の過程でAIを用いていれば自由に公開可能です。その際、本利用規約へのリンクをつけるか、AIの使用が必要であることを注意書きとして入れてください。公式から配布された3Dモデルを利用する場合は、3Dモデルに対してAIによる加工を加えたり、AIで動くアプリに組み込んだりして、AIに関連付ければ、創作物を自由に公開可能です。
Q: ゲームを作りたいです!
A: ゲームをはじめとしたプログラムを含む作品に利用する場合、以下のいずれかを満たす必要があります。
  • 作品に含まれる映像、音楽、テキストその他のプログラム以外のコンテンツがAIに関する利用をされていること。
  • プログラム内に、AIに関連したライブラリのリンクやAPIの呼び出しが含まれていること。
  • 作品の内容がAIに関連していること(例:主人公をサポートするAIのキャラクターが登場する)。
Q: 使ってはいけないのはどんなケース?​​
A: イメージが悪くなるもの、公序良俗に反するもの、既存の政治家、政治団体、政党、宗教団体が関係するものです​​。軽いパロディなどは問題ありません。​公序良俗に反するもの、虐待をする/される、凶悪な殺人鬼になるなどキャラクターイメージを著しく悪化させるものに関してはNGです。特定の個人、政治家、政治団体、政党、宗教団体を支援、又は支援するおそれがあると認められるものもNGです。また、特定の個人(遺族が存命の故人を含む)・法人・団体・自治体・国家・民族・宗教を非難する、誹謗中傷する、名誉毀損をする目的での利用もNGとなります。特定の個人(遺族が存命の故人を含む)のプライバシーを侵害する行為も禁止されます。陰謀論や科学的に明らかに間違った事実・情報(ワクチンは毒である等)の流布を含んだコンテンツにも使えません。違法行為や犯罪行為を行ったり、手口を紹介したりする使い方もできません。また、公式コンテンツと誤認するような見せ方をするのは控えてください(誤認のおそれがある場合、公式ではなく二次利用であることを明記するように公式からお願いすることがあります)。
Q: 版権クロスオーバーはしてもいい?​​
A: いわゆる版権クロスオーバーなど他者の著作物と絡めた作品の制作(以下「クロスオーバー」)も可能です。ただし、当該他者の権利を侵害することがないように注意してください。著作物によっては、著作者または著作権者がAIに関する利用の一切を禁止しているもの(以下「AI禁止コンテンツ」)もあります。AI禁止コンテンツとアルパラキャラクターを関連付けた作品の制作は、AI禁止コンテンツの著作者および著作権者に対するリスペクトに欠ける行為ですし、権利侵害でもあるので、このようなクロスオーバーの一切を禁止いたします。クロスオーバーをする際には、AIに関する利用を公式(版元)が禁止していないキャラクターを利用してください。その場合も、当該キャラクターの利用規約に反しないように十分注意してください。その他、AI学習に関する注意事項もありますので、こちらも確認お願いします。
Q: AI の推進活動に使いたい!​​
A: ぜひ使ってください。ただし、政治と宗教に関する利用は控えてください。また、AI に反対したり、使わないと宣言した人たちを攻撃・非難する行為に用いるのもやめてください。AIは道具であり、使う・使わないはその人の自由です。アルファパラダイスが目指しているのは、AI技術によって創作の幅を広げることあって、特定の誰かを攻撃・非難することではありません。
Q: 規約が改定される可能性はありますか?​​
A: 規約は予告なく改定される可能性があります。

AI関連学習に関して

1. アルパラ二次創作とは

アルパラ二次創作の定義は以下です。

  • アルパラコンテンツの一切の二次的著作物
  • BlendAI が提供する、AI によって音声や映像等を生成できるサービスにより生成された一切のデータ

2. アルパラ二次創作に対するAI関連学習の許可

全てのアルパラコンテンツおよびアルパラ二次創作は、機械学習、シンボリック学習、進化的アルゴリズム、専門家システムその他人工知能に関するあらゆる学習(以下「AI関連学習」)に利用することができます。本利用規約に反しない限りにおいて、誰でも、アルパラコンテンツおよびアルパラ二次創作をAI関連学習に用い、その成果物(学習モデル等)自体(以下「AI学習モデル等」)や、その成果物を利用して生成されたコンテンツ(以下「AI学習コンテンツ」)を公開することができます。AI学習コンテンツも、当然、AI関連学習に用いることができ、学習の成果物により生成されたコンテンツがあればそれを公開することができます。これらの学習の成果物も「AI学習モデル等」とみなされ、また生成されたコンテンツも「AI学習コンテンツ」とみなされるものとします。アルパラ二次創作の著作者は、何人にも著作者人格権を主張また行使しないものとします。

3. アルパラコンテンツ以外の著作物が関連する場合

アルパラコンテンツ以外の著作物(以下「クロスオーバー先」)を含む著作物と、アルパラコンテンツを組み合わせた二次的著作物(例としては、いわゆる版権クロスオーバーなど)に関しても、BlendAI はAI関連学習を制限なく許可します。ただしこの場合は、クロスオーバー先の権利を侵害しないように注意してください。

Nightshade等によるデータポイズニング技術の使用の禁止

1. Nightshadeについて

「Nightshade」は、アーティストの著作権を保護する目的で開発されたツールです。このツールは、AIの学習プロセスに干渉し、誤認識を引き起こす「毒入りピクセル」を画像に加えることができます。この技術により、AIは正確な出力を行えなくなる可能性があります。

2. 禁止事項

アルパラコンテンツに対して、「Nightshade」または同様のデータポイズニング技術を使用したデータを配布・公開することを禁止します。アルパラ二次創作に関しても、「Nightshade」または同様のデータポイズニング技術を利用したデータの配布・公開を禁止します。アルパラコンテンツに関するAI生成コンテンツの品質を意図的に低下させる目的を持ったデータの配布・公開も禁止します。

3. 理由

アルファパラダイスはAI技術の発展に貢献し、クリエイティブな利用を促進することを目的としているため、このようなAI学習妨害措置は好ましくないと考えるからです。

4. 違反に対する措置

この禁止事項に違反してコンテンツを配布・公開した場合、著作権侵害として必要に応じて法的措置を取ります。

最終更新日:2024年4月27日